2019年04月23日

ブランコは いつの季語?

ここで一句!

[穏やかに 鞦韆(ブランコ)揺れる 夕餉刻(ゆうげどき)]by 鵺野鳴夜



この俳句 どんなイメージですか?
僕は この句は ブランコに 人がいない状態を詠んでいて 夕御飯の時間になり 帰った子どもが
さっきまで乗っていた 余韻で 揺れている そんな情景を詠みました

さて この俳句 季節は いつでしょう?

季語らしき物が無い そう思われるかも知れませんが 実は ブランコは 季語なんです

いつの季語だと思いますか?

漢字にすると 鞦韆← 鞦←に秋が入っているので秋 かと思えば 実は 春の季語なんです

実は ブランコのルーツとされる 鞦韆(しゅうせん)は モンゴルの遊牧民が 春に行っていた祭りで 使われた遊具

春祭りで ブランコが使われていたから 春の季語なんです

昔 こんな句を詠みました

[ブランコで 見上げる空に いわし雲]

ブランコで空を見上げたら いわし雲が出ていた
なかなか いい句が出来たと思ったら

いわし雲は 秋の季語

ブランコが 春の季語と 知らなかったので
あとあと 季語が重なって しかも 季節がバラバラな 俳句を詠んでしまい 反省した
ブランコには そんな思い出があります
  


Posted by メトロ! at 13:55Comments(2)俳句 短歌